2012年6月16日(土)の月例会は、広島車いすダンスくらぶのみなさんと会員との総勢68名で日豪親善交流を楽しみました。
広島のみなさんには、会員の中に座っていただき、賑やかに歓談しながら和食弁当を食べていただきました。シドニーで、こんな美味しいお食事ができるなんて感激です、という声も聞かれました。恒例の今月生まれの方をお祝いするために歌うバースデーソングには、広島から同行されたプロのバイオリニスト上野正樹氏とピアニストの吉野妙氏が伴奏して下さり、会場内割れんばかりの大きな拍手喝采でした。
川原一記さん(広島車いすダンスくらぶ)城間多津子さん、藤本大さん(広島車いすダンスくらぶ)山下玲子さん、お誕生日おめでとうございます。
「広島車いすダンスくらぶ」は、1997年4月、広島県内で初めて同好会を設立し、バリアフリーな社会の創造を目標に、障害がある人もない人も一緒にできるダンスを通して、リハビリや幅広い交流・地域文化の向上に寄与してきたそうです。障害のある立場は、最も平和を必要とし、求めていく立場でもあるという考えから国際交流事業にも積極的に着手なさってきたそうです。
今回のシドニー訪問は、海外公演としては9カ国目となり、広島市長からのメッセージを親善訪問先の市長にお渡しするという大役も果たされてきました。シドニーでは、ウィロビー市長もエルビスプレスリーの衣装で大歓迎なさいました。ダンスの種目は、社交ダンス、バレエ、フラメンコ、民謡、映画音楽や歌謡曲にもおよび、見ている人も踊る人も共に楽しめるように工夫されているのを基に、司会・進行役の林さゆり副会長が、シニア会と車いすダンスくらぶを上手にとけ合わせて、会場内が、朗らかに熱気溢れんばかりに盛り上がりました。
一連の活動は、重度障害者に夢と希望を与え、海外旅行への自信にもつながり、楽しいことをすることが免疫機能のアップにつながることを実証されているそうです。踊っている姿から、本当にそれが伝わりました。
心一つに一緒に踊らせていただき、暖かな温もりを感じ、白熱の素晴らしい演技に、勇気と感動を与えていただきました。ご披露くださった数々の踊りが、時代を超えて愛され、受け継がれていくにちがいない。そう思いました。
これからもどうぞご健勝で、益々のご活躍をお祈りしております。