東日本大震災から1年が経ちました。2012年3月16日(金)、在シドニー日本総領事館主催による慰霊と復興を願う式典が、在シドニー日本総領事公邸にて催されました。

式典には、マリー・バシャー=ニュー・サウス・ウェールズ州総督が出席され、日本の被災者への哀悼と、復興への期待を述べられました。また、会場には、いち早く被災地での救援活動に活躍された消防隊員も参列され、小原雅博シドニー総領事からは労いと感謝の言葉が述べられました。

当日の式典には、日系コミュニティ団体としてJCSやシドニー日本人会、シドニー日本商工会議所の役員なども参列し、犠牲者に黙祷を捧げ、被災地の一日も早い復興への願いを新たにしました。

式典の後、参加者による懇談の時間が設けられて、出席者の皆さんが震災に思いを馳せて語り合う姿が見られました。

会場には、子どもたちからのメッセージや被災地の写真パネルなども展示され、州総督をはじめ、多くの参加者が見入っていました。

なお、在シドニー日本総領事館とカスタムズ・ハウスの共催による復興写真展「Tohoku, Japan : Rebuilding for a Better Tomorrow」の紹介もありました。この写真展は現在開催中で、震災直後から現在までの復興の様子、支援活動、東北の自然などを撮影した写真約60点が展示されています。入場無料。

日時:3月8日(木)- 4月29日(日)(祝日休み)
月〜金10:00 – 19:00、土・日11:00 – 16:00
会場:Level 2, Exhibition Space, Customs House Library, Circular Quay, Sydney